胃カメラ検査について
上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)とは、先端に小型カメラがついたスコープで咽頭、喉頭、 食道、胃、十二指腸を調べる検査のことです。
当院ではご希望に応じて、鎮静剤を使用した内視鏡検査や経鼻内視鏡にも対応しています。
※検査用ベッドの耐荷重が130kgとなるため、体重が130kg以上の方は検査をお受けできません。ご了承ください。
以下の症状をお持ちの方は胃カメラ検査をおすすめします。
- 心窩部(みぞおち)や上腹部の痛みがある方
- げっぷ、胸やけ、むかむか、胃もたれがある方
- 食欲不振がある方
- 体重が減ってきている方
- 健康診断でピロリ菌を指摘された方
- 過去に胃潰瘍や十二指腸潰瘍を言われたことがある方
- 血縁者で胃がんがいる方
- 40歳以上の方で胃内視鏡検査を受けたことがない方
- 検診や人間ドックのバリウム検査で異常を指摘された方
胃カメラでわかる疾患
胃がん / 食道がん / 十二指腸がん / 胃炎 / 胃潰瘍十二指腸潰瘍 / 胃ポリープ / 十二指腸ポリープ / 逆流性食道炎 / 食道裂孔ヘルニア / ピロリ菌感染
〇ヘリコバクター・ピロリ胃炎
内視鏡検査を受ければ粘膜の状態を直接観察できるだけでなく病変があれば、組織を採取してより詳しい診断をすることができ、ピロリ菌の有無を確かめることもできます。
胃もたれ、胃痛などの症状を有する方もいますが、無症状のこともあります。
胃がんや十二指腸潰瘍などの原因となりますので、除菌療法をお勧めしています。
【除菌療法】
胃酸の分泌を抑える薬と 2 種類の抗生物質を 1 週間飲んでいただきます。
〇逆流性食道炎
胸やけ、げっぷ、喉の違和感などの症状があります。食事内容や生活習慣の改善によってよくならない場合は、胃酸の分泌を抑える薬による治療を行います。
〇胃炎
ストレス、薬剤、細菌感染などさまざまな原因により生じます。
当院での胃カメラの特徴
高精度な内視鏡検査
当院では、必要に応じて経鼻内視鏡を使用しております。
経鼻検査で使用する内視鏡スコープは、直径はわずか5~6mm程度です。強い嘔吐反射を起こす舌の根本にスコープが触れることなく検査ができますので、比較的楽に検査を受けることができます。
苦痛を軽減した内視鏡検査
当院では、希望に応じて鎮静剤を使用することにより、眠った状態で内視鏡検査を受けられます。鎮静剤の量は個人に合わせて調整します。
感染症に配慮した安心で衛生的な検査
OLYMPUS社製の優れた消毒能力を持つ内視鏡洗浄装置を用いて内視鏡の洗浄を行っています。また、エアロシールド(紫外線照射装置)の設置や定期的な換気により、内視鏡室の空気環境対策を行っています。
胃カメラの流れ
①検査予約
胃カメラをご希望の場合
当院では、 WEB 予約も可能です。
内服薬がある人は事前にお電話(097-578-7488)をお願いします。
※検査用ベッドの耐荷重が130kgとなるため、体重が130kg以上の方は検査をお受けできません。ご了承ください。
②検査前日
夕食は 2 1 時までに済ませ、それ以降はなにも食べないでください。水、お茶、スポーッドリンクなどは就寝前まで飲んでも構いません。普段から飲んでいる就寝前の薬は内服してください。
③検査当日
・朝食は食べないでください。
・検査の 1 時間前までは水、お茶、スポーツドリンクは摂取しても構いません。牛乳、ジュース、コーヒーは摂取しないようにしてください。
・抗血栓薬、糖尿病治療薬など、検査前に中止が必要な薬剤がありますので、内服については当院へ電話でご確認ください。
•なるべくゆったりとした服装でご来院ください。
④検査
・胃カメラ前に消泡剤を内服します。
・喉の痛みを和らげるために喉に麻酔を行います。
・ベッドに横になり、鎮静剤を注射し、リラックスした状態で検査を行います。
※鎮静薬を希望しない場合は、鎮静薬なしで検査を行うこともできます。
⑤ 検査を実施します(所要時間はおおよそ1 0 分程度)。
⑥検査後
検査終了後はリカバリールームで 1 時間程度休んでいただきます。その後、医師より検査結果の説明があります。
鎮静剤を使用した場合、検査後の車の運転はできませんので自家用車でのご来院はお控えください。
オンライン予約
胃カメラ検査はオンライン予約が可能です。
費用について
自費診療の場合、検査費用は胃カメラの場合15,000円となります。